マスク不足解消のため、県が購入をあっせんする不織布マスクの第一弾が二十二日、福井市南居町のフジコンコーポレーション物流センターに到着した。
届いたのは、五十枚入りの中国製不織布マスク約一万三千箱。同社は主に首都圏ヘマスクを出荷していた県からの依頼を受け県民向けに二十八万箱を発注した。県は同社を含めた県
内外の二社を通して既に四十二万箱のマスクを確保しており、状況次第で追加も検討する。
社員らはコンテナからマスクの入った段ボールを降ろし、倉庫の奥へ運び入れた。
届いたマスクは検品を経て、二十四日から県内のドラッグストア「ゲンキ」の各店に並ぶ。
本格的な入荷は三十日以降の見通し。吉川幸文・県産業労働部長は「十分な在庫を確保している。 密集しないよう、緊急の方以外はなるべく日にちをあけて買いに来てほしい」と呼び掛ける。購入時の「三密」を避けるため、ゲンキー各店舗に県職員を派遣して対応にあたる予定。
マスクの販売は来月十日まで。 購入券は二十三日午後から順次郵送が始まり、一週間ほどで各家庭に届くという。