公開日: 2019年7月27日 - 最終更新日:2019年7月27日

鯖江市の工芸品①越前漆器

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こんにちは!めがねのまちさばえPR隊です!

やっと梅雨も明けて本格的な夏がやってきましたね。

今日は鯖江市の工芸品、越前漆器についてご紹介致します。

越前漆器の起源

越前漆器の起こりは、約1500年前に遡るといわれています。古墳時代の末期にあたる6世紀。第26代継体天皇がまだ皇子のころ、壊れた冠の修理を片山集落(現在の福井県鯖江市片山町)の塗師に命じられました。

塗師は、冠を漆で修理するとともに黒塗りの椀を献上したところ、皇子はその見事な出来栄えにいたく感動し、片山集落で漆器づくりを行うよう奨励しました。これが今日の越前漆器の始まりと伝えられています。

また、越前には古くからたくさんの漆かきがいました。漆かきとは、漆の木にかき傷をつけながら漆液を採集する職人のことで、最盛期には全国の漆かきの半数を占めたといわれています。日光東照宮を建てるとき、徳川幕府は大量の漆液の採集を越前に命じたとか。越前の漆かきが、どんなに高く評価されていたかが分かります。こうした漆かきの存在も越前漆器の産地形成に大きな役割を果たしています。

一大漆器産地へ

片山地区でつくられる漆椀は片山椀と呼ばれ、室町のころから報恩講などの仏事に盛んに使われるようになりました。

また、江戸末期になると京都から蒔絵師を招き、蒔絵の技術を導入。輪島からは沈金の技法も取り入れ、越前漆器はそれまでの堅牢さに加え、華麗な装飾性を帯びることになりました。

明治のなかば、越前漆器は大きな転換期を迎えます。それまで、製品といえば丸物と呼ばれる椀類がほとんどだったのが、角物と呼ばれる膳類などもつくるようになったのです。以後、重箱、手箱、盆、菓子箱、花器など一挙に製品群は多様化。生産エリアも河和田地区全体に広がり、そこで生産される漆器は、河和田塗りと呼ばれるようになりました。

さらにこうした多様な製品群を背景に、量販体制を整備しながら、旅館やレストランなどで使う業務用漆器の販路開拓に乗り出したところ、これが見事に成功。名古屋、大阪などの大消費地へ進出を果たし、河和田塗りは、いつしか越前漆器として広く愛用されるようになったのです。

越前漆器の生産工程(木製)

越前漆器は、生産工程に大きな特徴があります。それは産地全体で分業体制が確立しており、素地づくり、塗り、加飾などさまざまな工程が高度に専門化していることです。これが美しさ、堅牢さなど品質の安定と、高い生産能力につながっています。
また伝統的な木製の漆器だけでなく、合成樹脂素材や化学塗料を使い、より安価で丈夫な商品を消費者に提供することにも取り組んでいます。現在、外食分野で使われる漆器の大半は合成樹脂でできていますが、その8~9割は越前漆器産地で生産されています。

①木地製作

木製品は、椀などの丸物か、箱、盆などの角物(板物)かによっても違ってきます。丸物は、水目桜、トチ、ケヤキなどをろくろで削って形をつくります。角物はカツラ、ホオ、漆器用合板などを裁断し、削り込み、組み立てます。

②塗り工程

下塗りと上塗りとに分業化されています。この下塗りは、製品の表面には出ませんが漆器の品質を左右する大切な部分で、塗りと研ぎを何度も繰り返します。上塗りは、均一の厚さに塗る熟練の技と、一定の温度、湿度を保つデリケートな乾燥の技術が勝負です。漆の乾燥には高湿度が必要です。

③加飾工程

蒔絵は、蒔絵筆に漆を含ませて模様を描き、そこに金・銀粉などを蒔きつけ、研ぎ・磨きを繰り返してつくりあげます。沈金は、沈金刀で線彫り、点彫り、片切彫り等の技法を用いて絵柄を刻み込み、その彫り跡に金・銀箔、金・銀粉、顔料等を漆で定着させ、仕上げていきます。

越前漆器の生産工程(合成樹脂製)

①合成樹脂成型

合成樹脂の素地工程は成型と呼ばれ、プラスチック粉を機械で熱加工します。これにより製造工程を簡略化しコストダウンを図るとともに、従来にない変化に富んだ形が製作できます。

②塗装

スプレーによる塗りの場合、手動もしくはロボットのスプレーガンで漆や化学塗料を吹き付けます。変わり塗りなど、新しい技法の開発も進んでいます。

③印刷・転写

原画を刷り込むスクリーン印刷や、丸いものに絵を写し込むパット印刷などの転写も、比較的安価に量産できるうえ技術的にも高度になり、さかんに行われるようになっています。

漆器のワークショップ

うるしの里会館(越前漆器伝統産業会館)では、漆器のワークショップを開催しています。

越前漆器の職人直接指導による漆器のワークショップをぜひ体験してみてはいかがでしょうか。

体験は絵付け・沈金・拭き漆の3種類があります。

詳しくは下記HPまで。

 

うるしの里会館(越前漆器伝統産業会館)

〒916-1221 福井県鯖江市西袋町37-6-1

TEL 0778-65-0030/FAX 0778-65-0550 

https://www.echizen.or.jp/workshop

 

以上の文章・画像は下記のサイトより転載させていただいております。

越前漆器協同組合 https://www.echizen.or.jp/

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